もし、シャンデリアを作ることができたら、どこに飾りたいですか?
今付いてる電球の天井シーリングに引っかけるだけで、お部屋が一気にオシャレな空間に。
天井が低めでも、背が高くても大丈夫!長さわずか30cmほどなので、シャンデリアのパーツが頭にぶつかるストレスもありません。
この記事を参考に作ってもらえたら、このようなシャンデリアをお家に付けられますよ。
ライトを灯すたび、幸せな気分に浸れます。
低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
今回、なぜシャンデリアを作ろうと思ったか?そのきっかけについて、まずお話させて頂きますね。
子どものころからずーっと、シャンデリアのある生活に憧れ続け、早数十年。ドリームボードにもシャンデリアの画像はしっかり貼っています。
いざ商品検索してみると、シャンデリアって、けっこう垂れ下がる形状なんですね。
当たり前と言えばそれまでなんですが、豪華な見た目に囚われていたので、長さについては盲点でした…。調べてみると、シャンデリアって、短くても最短50cmはあるじゃないですか?
長年、憧れていた海外住宅とは言え、うちの天井、案外低いし、
身長高い主人が、頭ぶつけてしまうやん…
それはいかん!ということで、生活導線などあれこれ検討した結果、結局リビングに1つだけ購入することになりました。購入したシャンデリアはこちら。
|
このシャンデリアのおかげで、リビング全体の高級感がアップしたのは良かったんですが、裸電球のまま取り残された2か所が気になっていまして。
ネットで色々探しているときに、王冠ランプなどの小さなシャンデリアも見つけました。でも、小さい割には15,000円ぐらいするし、形もなんか気に入らなかったので、
これなら、自分でもっと良いのが作れそう!
と、思っちゃったんですよね。ワイヤーとビーズを組み合わせただけに見えたんで。
それで、試しにピンタレストで「手作りシャンデリア」と検索してみたところ、いくつかヒットし、実際作られた方々の作品がなかなかステキだったので、これなら私にもできそう!と思ったのがきっかけです。
という訳で、裸電球に付けるだけ!手作りシャンデリアの作り方をご紹介しますね。
材料費は3000~4000円ぐらいで、シャンデリアは安くても6000円ぐらいはするので、なかなかお得ではないでしょうか?
そもそも、市販のシャンデリアは長さが40cm以上あるのが当たり前ですが、今回ご紹介するシャンデリアなら、長さ30cm以下に収められますし、天井が低いけどシャンデリアを付けたい方のお役に立てるかもしれません。
ローゼットハンガーとは?低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
取り付けるのは、天井照明のローゼットハンガーです。ローゼットハンガーとは、赤〇で囲ったこの部分。
始めに言っておくと、このハンガーがないタイプのシーリングには、取り付けられないのでご注意下さい。
材料と道具:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
材料は、シャンデリアの土台と脚となる真鍮線。0.3cm幅の丸線を使いました。Amazonで購入できます。
↑もし売り切れの場合は、「真鍮棒3mm」等で検索してみて下さい。
シャンデリアパーツは、楽天で購入できます。メルカリやAmazonも探しましたが、質の高そうなパーツで、ギッシリ入ってそうなのは、こちらの商品しかないと思いました。
|
中身を全部出して並べてみたところ。
かなりギッシリ届けて下さいました。その中から使うパーツを選びます。
私はこの平べったい真鍮棒を使いました。
↓押すと、シーフォースという彫金ショップの商品ページへ飛びます。
Amazon等で見つけるのは大変だったので、シーフォースで購入するのがおすすめ。
また、この棒と全く同じじゃなくてもいいんですが、丸棒よりも角棒の方が作業する時にやりやすいかもしれません。ご参考まで。
かゆいところに手が届く、セリアの手芸パーツ(ブレイズさん)で、3種類の大きさが入った丸カンを購入。
余裕を見て2袋買っておきました。
あとは、ヤットコやカン開けリングがあると便利です。第三の手やガスバーナーなど、彫金工具があると、より本格的な仕上がりに。
やや太めの真鍮の針金を使います。彫金工具と簡単な彫金のスキルがあれば溶接ができるので、接続部分がボコボコせずキレイに仕上がります。
でも、もし彫金ができなくてもワイヤークラフトができれば、なんとかなると思います。溶接部分は、細いワイヤーを数回巻き付けて留める方法で代替しましょう。
これを機に彫金を始めてみようかな?という方は、こちらも参考にしてみてね。
手順:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
作り方の手順は、以下の流れです。
- 真鍮線を円にする
- 脚を付ける
- 脚を曲げる
- パーツを付ける
- 電球に取り付ける
真鍮線を切る:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
まず始めに、ローゼットハンガーに引っ掛ける土台を、真鍮線で作ります。
ローゼットの直径に合わせて真鍮線を切ります。
我が家では、ローゼットのハンガーの端から端までが約12cmだったので、11.5cmの円になるように切りました。
ローゼットのハンガーの端から端までの寸法-0.5cmを目安にすると良いでしょう。
真鍮線を円形にする:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
真鍮の端同士をロウ付けして、円にします。
すすが付いて黒くなるので、ディクセル液に浸けて30分ほど放置します。熱いので直接手で触らないようにします。
ざっくりで良いので、ヤットコや金づちで正円に整えます。
あとから脚を付けて曲げるときに円が多少ゆがむので、正円にならなくてもOK。
溝を入れる:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
緑の丸のところ、ローゼットハンガーに引っ掛けるときに必要な溝を削ります。
こちらは、電動リューターを使えば簡単。
脚を付ける:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
円に脚を付けます。脚を付けるところの側面を少し削ってくぼませます。(↑の赤丸のところ)
まずは、鋭いヤスリで脚を付ける位置にキズを付け、
次に、丸ヤスリで少々削り半弧状にくぼませる。
くぼんだ溝に、脚をロウ付けします。脚を沿わして第三の手で固定し、フラックス処理したら、5分ロウから付けていきます。
次に、シャンデリアパーツを垂れ下がらせるための丸カンを付けていきます。
ちなみにこの丸カンはセリアのではなく、太さ1㎜の真鍮線を芯棒に巻き付けて作ったもの。
丸カンを付けるところを、ヤスリで削り込みます。
次に、平ヤスリで1㎜ぐらいの深さの溝になるよう削ります。
溝に丸カンを付け、ロウ付けします。先ほど使った5分ロウよりも融点が低い7分ロウぐらいを使います。
この段階で、一旦、リューターで全体を軽く磨きます。
土台も手も真っ黒になるので、洗剤等を使って全体を洗い流します。
脚を曲げる:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
脚を下のように曲げます。
アールヌーボーを意識して、途中でくるりと回転させ、猫脚に曲げます。
下から見たところ。
リューターで全体を軽く磨き、研磨剤で仕上げます。
試しに付ける:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
この段階で、天井に付けられるかチェックします。
付け方は、ローゼットハンガー部分に、リューターで削った溝をはめ込むだけ。
シャンデリア自体の重さが2㎏ぐらいなので、普通の物と比べれば軽いですが、重さが気になる場合は、溝からはめ込んだあと、少し回転させると良いかと。
もし、溝が浅くて装着しにくい場合は、はめ込みやすくなるまで溝をさらに削ります。
削り過ぎると、重みに弱くなるため注意して下さい。
パーツを付ける:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
バランスを見ながら、パーツを付けていきます。猫脚部分は、スキマから丸カンを滑り込ませます。
猫脚部分以外は、真鍮線に丸カンでつないで付けます。
ローゼットの根元が見えないように、ギッシリ付けました。
ぜひ、作業中の動画もご覧下さい。
youtube
電球に付ける:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
ローゼットハンガーに、リューターで削った溝をはめ込みます。
少し回して、溝からハンガーをずらして下さい。単純な造りですが、結構安定します。
下から見たところ。
今回は、真鍮棒の長さの関係で、3点構成のシャンデリアでしたが、お好みで脚の本数を増やしてみても良いかも。
まとめ:低い天井におすすめ!短いシャンデリアの作り方
既存のシャンデリアとも妙に馴染んでいい感じ~!
シャンデリアを眺めては、しばし恍惚として、心地よい時間を過ごしました。
もっとオモチャみたいな仕上がりになるかな?と思っていたんですが、ずっしりした本格クリスタルパーツのおかげで、ネットで探したら15,000円はしてそうな高級感のある仕上がりになり大満足です。
直接、ローゼットに取り付けられるタイプのシャンデリアを作ってみたいというあなた!ぜひ、参考にしてみて下さいね。
コメント