フリルの付いた服が好きで、こういうワンピースをよく作ります。
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すそはもちろん、スカート部を斜めにフリルが走っているデザイン。
「フリルの付いた服を作ってみたいけど、フリルの端ってどう処理すればいいの…?」という方は、三つ巻き金具を使うと良いですよ。
三つ巻き金具とはこういう形のもので、お使いの家庭用ミシンにも取り付けて頂けるはず。

三つ巻き金具をミシンに取り付ければ、フリルの端ミシン作業が、とてもラクになりますよ
私もよくフリルの服を作りますが、今回のワンピースは、超長いフリルだったので、時短のため、三つ巻き金具を使ってみました!
今までは、手作業で0.5cm幅に三つ折りして端ミシンをしていました(左)。でもこの方法、フリルの長さが長いと大変なんですよね。
右の画像のように、三つ巻き金具を使った縫い目の方が、より細くて華奢な縫い目になります。
今まで:三つ折りして端ミシン | 今回:三つ巻き金具 |
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ただ、三つ巻き金具で縫うには、ちょっとしたコツが必要。
コツが分からないと、金具を使っても、思うようにキレイに縫えません。

生地が巻き込めていない縫い目
私自身、ソーイングを始めたての頃は、この金具を全く上手く使えませんでした。でも、10年以上、ソーイングをやってきた今では、スムーズに縫えるようになっていました。
今、昔の自分にアドバイスするとしたら、そのコツは、たった3つだけ。この記事では、そのコツを分かりやすくご紹介しますね。
三つ巻き金具でカーブ・フリルをきれいに縫う3つのコツ
フリル作りには欠かせない、三つ巻き金具を上手く使う3つのコツとは、
- ミシンの向き
- 指の置き方
- 布の送り方
です。詳しくは、こちらの動画をご覧頂ければ、すぐに分かりますよ。
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ミシンの向き:三つ巻き金具でカーブ・フリルをきれいに縫う3つのコツ
まず、ミシンの向きを少し変えると良いですよ。
ミシンの左手前の角を、自分の方に向けてみて下さい。
すると、金具への巻き込まれ具合がよく見えて、生地を送り込む手元の操作がしやすくなります。
指の置き方:三つ巻き金具でカーブ・フリルをきれいに縫う3つのコツ
両手の指の置き方がポイントになります。
左手→金具のラッパ部分に、生地が上手く巻き込まれていくように、人差し指を添えましょう
右手→巻き込まれていく生地を、少し立ち上げるように、親指と人差し指で持ちましょう
布の送り方:三つ巻き金具でカーブ・フリルをきれいに縫う3つのコツ
生地が金具のラッパのような部分に、巻き込まれていくのをイメージしながら縫いましょう。
金具のラッパ部分(巻き込み口)の幅全体に生地を行き渡らせるように、布を送り込みます。
ラッパの幅への巻き込み具合が浅くても、深くてもダメ。

生地をピンと張りすぎると巻き込みやすくなるけど、縫い上がりがヒラヒラしてきれいじゃないよ
ちょうどいい、絶妙な巻き込み具合が上手く縫うコツです。
とはいえ、カーブが強いところでは、生地が金具からズレてくることもしばしば。
もし、ズレてきたら、生地を金具の幅全体へ行き渡るように、布の位置を戻しましょう。
まとめ:三つ巻き金具でカーブ・フリルをきれいに縫う3つのコツ
あの頃、こんな動画があれば、もっと早く三つ巻き縫いが得意になっていたでしょう…。
「な〜んだ、こうすれば良かったのかぁ」と、思って頂ければ幸いです。
三つ巻き金具が使えれば、長〜いフリルも、時短で縫えます。
いちいち、三つ折りミシンをしなくて良いんです。これでもう、フリルの付いた服作りに悩まなくていいですね。
ちなみに、後ろ姿はこんな感じに♡
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