
絶対にしてはいけないソーイングのミスをご存知ですか?
これさえ知っておけば、初めての入園入学グッズ作りでも絶対に失敗しないコツを5つご紹介します。
このブログをご覧になっている方は、どちらかと言うとすでにソーイングをされている方が多いのではないでしょうか?
ですが中には、慣れないソーイングだけど、かわいいお子様のために頑張ってみようと思われている方もおられるかもしれませんね。
冬から春にかけては、入園入学グッズ関連の情報をよく目にする季節。
初めての方が入園入学グッズ制作に挑戦するには、絶対に失敗しない保証が欲しいところではないでしょうか?
時間も労力もムダになってしまうようなリスクだけは冒したくないですよね。
そこで、絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方のコツについて、重要な順から5つご紹介します。
切りミス:絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方5つのコツ
長年ソーイングをやってきて、もし、失敗しないコツをたった1つだけお伝えするなら、切りミスをしないことです。
切りミスとは、切ってはいけないところでカットしてしまうこと。

切りミスさえしなければ、なんとか修復可能ですから!
なので、慣れないうちは、念にも念を入れた上でカットするようにしましょう。
特に、型紙を置いてカットする段階でのミスです。例えば、次のような代表的な切りミスには特に注意しましょう。
- バッグや巾着袋の底の「わ」にすべきところを切ってしまった
- 縫い代を付け忘れて、縫い代0㎝で切ってしまった
- 持ち手テープの長さを間違えて切ってしまった
など。以上は私もソーイング初期の頃や、今でもたまにうっかりしてしまうことがある切りミス典型例です。
キャラクターやキルティング生地など、単価が比較的高くなりがちな入園入学グッズ作り。
材料を買い直すには金銭的リスクが避けられませんし、時間と労力も気になるところ。
買い直せればまだマシな方で、人気のある生地や材料は売り切れてしまったり、在庫が少なく欲しい寸法には足りなかったりするかもしれません。
その前に、やる気がなくなって、結局、市販のもので済ませてしまうなんてことにもなりかねませんよね。
せっかく挑戦しようと思ったのに、そうなってしまっては残念!
くれぐれも上記のようにならないよう、切る前に何度もチェックすることをお勧めします。
計りミス:絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方5つのコツ
切りミスほど致命的ではないものの、これも間違えると取り返しのつかないことになってしまう2つ目のミスをご紹介します。
それは、計りミスです。
計りミスとは、生地や材料をカットする前の段階で、寸法の計算や、定規やメジャーで計り間違いをしてしまうことです。
例えば、次のような代表的な計りミスがあります。
- マチを入れるのを忘れて、生地サイズを計算してしまった
- 「わ」になっている部分にも縫い代を付けて計算してしまった
- 持ち手を縫い込む分の縫い代を寸法に入れていなかった
など。切る前なので、もし運良く気付けば、計り直してやり直すことができるため、リスクは切りミスよりかは低いでしょう。
でも、気付けなければ、切りミスにつながってしまう致命的なミスでもあります。
ですので、ここでも確認の上に確認を重ねることが大事になります。
材料ミス:絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方5つのコツ
上記2つのミスほどではないものの、これも間違えると面倒なことになってしまう3つ目のミスをご紹介します。
それは、材料ミスです。
材料ミスとは、持ち手テープの幅や金具の種類を間違えて購入してしまうことです。
例えば、次のような材料ミスがあります。
- 35㎜などの幅広テープを買ってしまい、ちょうど合う幅の金具が見つからない
材料ミスは買い直せばいいだけですが、しめ切りギリギリ制作の場合、非常にヤキモキしてしまいしますよね。最悪の場合は、間に合わないことも…。
そうならないよう、材料の選択ミスには細心の注意を払いましょう。

特に、バッグ持ち手のテープ幅は、25㎜がお勧めです!
25㎜幅は、手芸では一般的で汎用性の高いサイズなので、このサイズを選べば次のようなメリットがありますよ。
- 色数・柄が豊富
- 素材の種類が多い
- 対応する金具の種類も多い
- 豊富なデザイン、種類から選べる
試しに、30㎜のテープやDカンなどと比べてみてください。その種類はウンと減るのがお分かり頂けるはず。
また、幅広のテープや金具は、25㎜幅のものより単価が上がってしまいがち。
特に、白、黒、ネイビーなどのベーシックカラーの作品作りならまだしも、パステル系や個性的な色柄の生地材料を使うなら、何かと汎用性の高い25㎜幅の材料を選ぶことをお勧めします。
ほどきミス:絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方5つのコツ
上記3つのミスほどのリスクはありませんが、これも間違えるとやや面倒なことになってしまう4つ目のミスをご紹介します。
それは、ほどきミスです。
ほどきミスとは、縫い目をほどく時に起こる糸の切り間違えや、ほどき過ぎのことです。
例えば、次のようなほどきミスがあります。
- 糸を切るつもりが生地を切ってしまい、穴が空いてしまった
- ほどかなくていいところをほどいてしまい、修正に倍の時間がかかってしまった
など、致命的なミスにはなりませんが、時間的リスクが生じがちなミスです。
ですので、ここでも確認の上に確認を重ねることが大事になります。
縫いミス:絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方5つのコツ
最後にご紹介する最もリスクの低いミスは、意外かもしれませんが、縫いミスなのです。
縫いミスとは、本来縫うところではないところを縫うことです。例えば、次のような縫いミスがあります。
- 手元がブレてしまい、縫い代線から大幅にズレて縫ってしまった
- 縫わなくて良いところを縫ってしまった
縫いミスはほとんどの場合、修正ができますし、修正にかかる時間と労力が低めです。
違うところを縫ってしまった場合は、ほどく手間がかかりますが、切りミスなどと比べれば、何度でも修正ができます。
とはいえ、いくら低リスクといっても、何度も間違えればモチベーションの低下につながりますし、何度も縫い直すと、生地やテープに穴が空いて表面が劣化するので注意が必要です。
修正にも時間と労力がかかりますし、なるべくなら早く仕上げたいですよね。
そのためにもやはり、縫う前にしっかり確認をしてから行いましょう。
まとめ:絶対に間違えない!入園入学グッズの作り方5つのコツ
以上、入園入学グッズ制作に挑戦する上で、入園入学グッズの作り方のコツを5つご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
もう一度、5つのミスについてまとめておきますと、
- 切りミス
- 計りミス
- 材料ミス
- ほどきミス
- 縫いミス
ですね。上からリスクの高い順になっています。

ソーイングはだいぶ得意になった私ですら、今でもたまにミスをすることがあるため、初心者さんだったらなおさらだろうなと思い、リスクの高い順に書いてみました。
分かっていてもやらかしてしまうソーイングのミスですが、事前にミスの種類を整理し把握しておくことで、その数をウンと減らすことができたのです。
園や学校から入学入学グッズに関するプリントをもらったあと、制作期間が限られている中で、効率よく作品を仕上げるには、ミスの予防と対策が必要ですよね。
私も子どもたちが入園入学する時は、約1か月ほど前から制作に当たりました。
色とりどりのポップな柄合わせや、おしゃれに見えてコスパの良い材料選び。
その昔、子どもたちのために作った記憶は、とてもステキな思い出として残っています。
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仕上がって渡した時の子どもたちの笑顔はもちろん、1番うれしかったのは、作っている最中の私自身だったかもしれません。
この記事があなたのお役に立てましたら幸いです。
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