今回は、娘が描いたデザイン画を元にして、ドレスを作ってくよー!
中世ヨーロッパの令嬢シリーズの漫画が好きな娘は、こういうドレスを着てみたいそうな。
デザイン画を見た時、身頃の立体感と、袖のパフ感、前開きスカートのデザインがポイントだなぁと思いました。
どういう型紙にするかなぁ…?
と考え続けておよそ一年。だいぶ待たせてしまいましたが、ようやく型紙のアイデアがまとまったので、形にしていくことに。
- 材料:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 作り方の手順:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 裁断する:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 上身頃を作る:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- スカートを作る:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 上身頃+スカート合体する:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- ファスナーを付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 袖を付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 飾り付け:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- 完成:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
- まとめ:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
材料:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
材料は、表地、裏地、コンシールファスナー約60㎝、レース、リボンなど飾り。
私の場合、材料の多くはネットショップで購入します。
作り方の手順:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
手順は次のようになります。
- 裁断する
- 上身頃を作る
- スカートを作る
- 上身頃+スカートを合体する
- 袖を付ける
- 飾りを付ける
では、覚書きなのでザクッとした流れですが、中世のお姫様っぽいドレスの作り方をご紹介します。
裁断する:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
型紙はザッとこんな風に置きます。
けっこうパーツが多めなので、間違えないようところどころ印を入れておきます。
特に、上身頃の前後脇パーツや、前後袖ね
前後があるパーツの場合、前のパーツだけに、ちょこんと端っこにチャコペンで印を入れておきます。
上身頃を作る:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
次に、表地、裏地の上身頃をぞれぞれ作ります。
脇を縫い合わせます。パネルラインなので、着た時のボディラインの見え方がより立体的に。
スカートを作る:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
今度は、下スカートを作ります。表スカートはこんな感じ。
前開きスカートですそは丸いデザインなんで、こんな感じ。↓赤線がすそのラインです。
右端にある、ちょっと変わったパーツにご注目!
これは、デザイン画で言うと、このパーツになります。
こういうパーツの作り方をネットで調べたのですが、あまり載ってなかったので、どなたかのご参考になれば幸いです。
前スカートにレースを付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
さっきの前すそカーブ部分に、SHEINで買っためちゃくちゃ可愛い水色のプリーツレースを付けていきます。
前スカート(中)にレースを付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
実はこのドレス、前スカートが二重になっているんです。
中のグレーサテンの生地が、前開きの青い表地からのぞくように重ねたデザインだね
中のサテン生地のすそ部分にフリフリレースを付けていきます。
ちなみに、サテン地のすそは、端をライターであぶって解けにくくしたあと、三巻き縫いして端処理しています。
こうすることで、縫う距離が長いので時短になりますし、フリフリレースを付ける時にも付け位置を選ばないかと思います。
ちなみに、三巻き押さえ金具の超~分かりやすい動画をアップしてるので、ぜひご覧ください。
前の私みたいに、「三巻きが全然上手くできないよぉ~泣」って困ってる方にぜひ見て欲しい!これ見たら、前よりかはきっと上手く縫えるはず!!
サテンの上に、きらきらラメ感のあるチュールを重ねました。これでふんわり感がアップ。
前開き部分から見て、サテン+チュールが見えるように、表スカートの縫い代に縫い付けます。
縫い付け箇所を横から見たところ。
裏スカートを作る:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
裏スカートを作ります。
縫い代1㎝で三つ折りします。1㎝ぐらいでこの程度のカーブなら、なんとか三つ折りできます。
カーブを三つ折りするのは少し難しいですが、20㎝おきにアイロンで折っていき、1周したら、今度はピンとピンの間を折るようにして留めていきます。
上身頃+スカート合体する:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
上身頃とスカートを表裏それぞれ縫い合わせ、合体します。
裏地を縫い合わせる:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
裏地を縫い合わせたところ。
裏地って目立たないパーツですが、このするりん♪とした質感が好きです。なので、表返してボディに着せてみました。本来は右画像のように体に接する面が裏地の表なんですが。
裏地のウエスト部分(後ろ側)にゴムを入れて、すっきり細見えするようにします。表地にも同様にゴムを付けます。
ちなみに、衿ぐり・ファスナー付近は、このように0.7㎝折ってアイロンをしておきます。
下の方は力布として伸び止めテープを貼りました。
本当は、後ろ中心で縫い合わせるんですが、切り間違えて「わ」にしてしまいました。
でも、下のようにすれば大丈夫かと。
すでに縫い合わせてある前提で考えればOKでした。
ウエスト等に付けたいレースやリボンをピンでボディに留め、イメージと付け位置をチェック。
ここまでこれば、大きなミスはなく進んでいることを確認できて一安心します。
ファスナーを付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
表地にコンシールファスナーを付けます。
コツは、コンシールファスナー用金具を使うこと。これがないと、私はキレイに縫えません。ドレス作りには必須!
裏地をファスナーに付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
裏地をファスナーの脇に付ける時は、まつり縫いするレシピが多いんですが、私はミシンで縫っちゃいます。
先ほど折った0.7㎝の折り目にミシンで縫うようにして、中からファスナーと裏地を縫います。
袖を付ける:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
最後に袖を作って身頃に付けます。
けっこう最後の方に袖を付けるのね?
完成に近づくにつれ、ドレスが重くなっていくからね。
ミシンにかける時や裏返す時に、重いと取り回しにくくなってしまうし、縫い付けてるパーツが多いほど、間違って縫い込んでしまいやすくなるねん。なので、なるべく後半に袖を付けた方がいいかと思うよ
ということで、袖を作っていきます。
今回のデザインは、肩と袖口付近がパフなので、その部分の幅を広く開いています。
↑表、裏地ともに、袖の手首の位置あたりにゴムを縫い付けて、ギャザーを寄せています。
↓裏袖山の下辺を4mmでザク縫いしてギャザーを寄せ、を袖下に縫い合わせる。
同様にギャザーを寄せ、表袖山を袖下に縫い付ける。
袖の両端を縫い合わせ、筒状にします。
先に表袖を上身頃に付けていきます。
裏袖は、裏地の中へ手を入れ、付ける向きや表裏、ねじれてないか注意して、袖付けの脇下から一周ぐるりと縫います。
ピンが刺さったままだと、裏地の袖ぐりはとても縫いにくいため、しつけ糸で留めるのがおススメ。↓
飾り付け:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
リボンや衿ぐりのレースを付けていきます。
ハートのパーツやレース等は、ユザワヤや、SHEIN、TEMUで購入したもの。飾りを付けると、一気に特別感がアップしますよね。
胸の大きなリボンは、さすがにこんな幅広のリボンはなかったので、イメージに近いブルーのサテン生地を帯状に縫い合わせました。ライターの火であぶり端処理しています。
袖口の青いリボンはユザワヤで1巻き200円ほど。お得ですよね。
デザイン画の通り、くるりとねじって、リボンの内側を表地に縫い留めています。
デザイン画にそっくり!と娘もオドロキΣ(・□・;)
ウエストの面白い形のレースはユザワヤ、透け感のあるレースはTEMU、リボン形のレースモチーフはSHEINだったと思います。
中のドット柄の裏地は、楽天ショップのナカムラで。
在庫処分品だそうなのでお早めに~!
完成:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
完成です。
本人に着てもらったところ、サイズはもちろん、デザインの雰囲気もぴったりで、ウエストゴムのおかげでほっそりも見え、想像した以上に似合っていました。
感慨もひとしお~!
まとめ:ファスナー・裏地付き!中世のお姫様っぽいドレスの作り方
パネルラインで飾りもふんだんに付けた裏地付きドレスは、一見難しそうに見えるかもしれませんが、少しずつ進めていけばいつか完成します。
私もこのドレスを仕上げるのに構想は1年、制作は1か月かかりました。
1日に2時間ほどしか作業できないので、少しずつしか進めませんでしたが、その間ずーっと楽しい日が続きます。
オリジナルのワンピースを着て、街を歩く自分を想像してみて下さいね。きっとワクワクするはず!応援しています。
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