手編みのアラン模様セーターが完成し、次は、ワンピース風トレンチコートを作り始めた久美子です。こんにちは!
この記事では、服を縫い始める前、生地の裁断のことからお話しします。
「服作りはハードルが高い」と思っている方の参考になれば幸いです。
服作りは久しぶりなので、初心者に戻ったような視点で書いていけたらと思います。
ワンピース風トレンチコートの作り方:型紙と生地の裁断
今、こちら「FEMALE 2010年」掲載のワンピース風トレンチコートを作っています。
型紙の製図を写し取るところはできまして、生地を裁断するところ。
我が家ではこんな風に、好奇心旺盛な猫ちゃんが、生地の上に乗っかってきます。
それを制しながらの裁断作業でしたが、なんとか縫い代を間違わず、切り取れました。
生地を切る時のコツ:ワンピース風トレンチコート作り
上の画像では机に乗せて切ってますが、実は「やってはいけないこと」をしました。
それは、生地をズラすこと。
生地をズラして型紙を置き、パーツごとに切っているんです。
これ、ウールでぶ厚い生地だからまだセーフでしたが、薄い生地だと、絶対やったらダメなことなんですね。
生地がズレるから~。
それでも何でこんな風にしたの…?かと言うと、ちゃっちゃと手軽にやりたかったからです。
もし、ローンとかシフォンの薄い生地の場合は、指定より長めの用尺を買い、型紙を順番に置き、パーツごとにザクッと切り分けてから、それぞれ丁寧に裁断します。
ただし、ちゃんと柄合わせしたい場合は、やはり全体に型紙を置いてからチェックしたいですよね。
この辺のいいアイデアが見つかれば、またご紹介します。
いやね、始めは床に置いて、ズラさずにやろうと思ってたんですよ。
すると、生地の長さが280cm、幅が80cmあるので、けっこう床面積を取るんですよね。
そんなに広い家でもありませんし、そうなると、家族の行動の邪魔になるし、猫も生地の上に乗ってきて暴れ回るわで…。
「家が狭くて、ペットを飼ってる人って、どうやって生地を裁断してんの?」と思ったほど。そこで、こう思った。
- そういう人は、多分、こういうコートみたいなデカブツ(長いもの)を、そもそも作らないのでは?
- だからポーチとか、バッグなど、小物作りがメインになって、「服作りは難しい」という先入観を持ってしまっているのでは?
もしそうなら、少しもったいないかも。
服作りは、あなたが思ってるよりも、ずっとカンタンで楽しいもの。
服作りがカンタンな理由:ワンピース風トレンチコート作り
もしかしたら、作る服のデザインを工夫すれば、小物よりも簡単かもしれませんよ。例えば、
- ファスナーを付けなくていい
- 細かいパーツがいらない
- ザクッと切って数か所縫うだけ
- 1日で1着できる
初めての服づくりのイメージって、こういう感じなんです。ね?カンタンそうでしょ。
もちろん、ファスナーを付けたり、ダーツやドレープにこだわった、ドレッシーな服を作ったりするには、それなりの技術が必要になってきますが、それは追々でもいいですよね?
まずは、実際に作ってみること。これが大事!
ドレッシーな服作りだって、始めは小さなお人形さんのドレスから作ってもいいわけだし。
いつか作りたい!と思っている、ジェニーちゃんの手作り本です。
小さな面積で試して、上手くいけば、自分サイズに挑戦すればOK。
そうすれば、生地、材料をムダにするリスクも軽減できます。
チャコを使わなくても裁断できる:ワンピース風トレンチコート作り
私は、チャコを使わずに裁断しています。
型紙に「ここの縫い代は〇cm」と書き込んであるから、それを見ながら、だいたい〇cmのところで切っていきます。
竹定規で寸法を確認してから、印を入れずに切っています。2,3mm、いや5mmだって、ズレてもそんなに大きな問題はないんです。
むしろ、問題ないから、服リフォームができるわけです。
本来なら縫わないところを縫ったり詰めたりするわけですから。お客様のオーダーや、どうしても不安な時は入れますけどね。今回は身頃ダーツのところだけ、チャコを入れようかと思っています。
だから、始めのうちの服作りは、気楽に作ればOK!
特に、自分のものを縫う時は。多少、柄が合ってなくても問題なし。それよりも大切なのは、「私にも作れたんだ!」という事実。
その事実を積み重ね、だんだんプロに近づいていけばいいと思いますよ。
挫折せず服作りを完成させるコツ:ワンピース風トレンチコート作り
ここまで作業するのも、ちょっと体力を使いました。裏地を切るのは、次の日に分けます。
服作りも編みものも、途中で挫折しないのは、予定を先取りして少しずつ進めているから。
お仕事で、ハンドメイドが思うように進まないという方も、スケジュール手帳に、予定を先取りして、少しずつ進めていくと、完成時期が見えますよ。
やはり、毎日5分でも、少しずつ進んでいけば、いつか完成にたどり着けます。
その繰り返しで、作品の数がだんだん増えていくと、自信になります。ハンドメイドは本当に楽しいです。
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