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前開きコートを手縫いで作る方法:ジェニー27cm・40cm・MDDドール服

ハンドメイド

前回は、ドールの袖なしワンピースの作り方についてご紹介しました。

久美子
久美子

今回は、前開きコートを作っていく方法をご紹介します。

シンプルな形のワンピースに挑戦した次は、こちらのコートに挑戦してみて下さい。

このブログではジェニーの27cmドール服を作っていきますが、型紙と服の作り方は、サイズが違ってもほぼ同じです。

なぜなら、服の作り方さえマスターすれば、何cmドールの服でも作れるようになります。

過去に作ったドール服

また、私は手縫いでソーイングをしていて、ブログのSEO対策のため「手縫い」という言葉を多く用いてますが、ミシンでも手縫いでも縫い方はほぼ同じですので、縫い方についてはあまり気にせず、あなたの状況に応じて参考にして頂ければ幸いです。

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前開きコートを手縫いで作る方法:ジェニー27cm・40cm・MDDドール服

この記事では、前開きコートの作り方をご紹介します。

型紙は、こちらの本「ジェニーファッションクラブ」に載っている型紙を使いました。

こちらの襟付き前開きコートです。

手順は以下の通り。

  1. 型紙を写す
  2. 型紙を置いて生地を切る
  3. 縫い合わせる
  4. 縫い代の端処理をする
  5. 面テープ、ボタンを付ける

では、ご紹介します。

作り方:前開きコートを手縫いで作る方法:ジェニー27cm・40cm・MDDドール服

型紙の写し方は、こちらをご覧下さい。

型紙を置いて、生地を切ります。

久美子
久美子

生地の大きさは、A4・1枚ぐらいで足りました

この本の型紙は、縫い代を付けなくていいので注意。

全パーツを切ったところ。

始めに、肩線を縫います。

手縫いする場合は、チクチク2mmぐらいの間隔で波縫いします。

すると、こうなります。

次は、ここ(袖ぐり)に袖を付けていきます。

カーブを合わせ、待ち針で留めます。

端から5mmのところを並縫いします。

ドール服の縫い方は、たいていこの手順です。

肩線を縫ってから→袖を付ける

人間の服を縫う時は、脇線を縫い合わせてから、袖をアームホールに縫い合わせることが多いですけどね。

次は、襟(えり)を縫います。

表襟と裏襟を中表に合わせ、端から5mmを縫います。

表返して、1mmのところに、飾りステッチを入れました。ここは、お好みで良いかと。

襟は、こういう風になりました。

この襟を、襟ぐりに縫い付けていきます。裏から見たところ。

表から見たところ。

襟の端は、ステッチで抑えておきました。

キレイに見せるなら、細めのテープでカバーするようにボンドで貼るか、縫い付けるといいかと思います。

襟を付けたら、こういう風になります。

次は、脇線を縫い合わせます。

すると、服らしい形になります。

次に、すそを三つ折りにして縫います。

前身頃の端を折り返して見返し部分にし、ボンドで貼るか、まつり縫いします。

見返し面ファスナーを付け、飾りボタンを付けます。

ポケットも付けて、コートらしくしました。

後から見たところです。

ジェニーちゃんの前開きのコートが完成しました!

この前のワンピースと合わせて着てもらいました。

コートだけを着てもらうと、こんな感じに!

これからどんどん色んな形の服を量産して、着せてみようかな~。革で靴を作ってもいいし、楽しみです。

生地はどこで?

カワイイ花柄の生地は、100均のセリアで購入しました。

100均「ダイソー」の場合は、ハギレコーナーよりも、手ぬぐいコーナーに珍しい柄があります。ただ、手ぬぐいだけに、生地の手触りは少しゴワゴワしていますが…。

ユザワヤのアメリカンハギレコーナーもお勧め。下のような柄の生地を購入しました。1つ350円ぐらい。柄が小さく、カラフルなのがあります。

または、ネットショップでも、可愛いハギレが手に入りますよ。

他にも、揃えておきたいソーインググッズは、こちらからチェックしてみて下さいね。

まとめ:前開きコートを手縫いで作る方法:ジェニー27cm・40cm・MDDドール服

以上、前開きコートを手縫いで作る方法をご紹介しました。

ステキな生地で作ると気分が上がりますので、ぜひ、生地選びも楽しんで下さいね。

このデザインだったら、生地の大きさは、A4・1枚で足りました。

襟の端を落ち着かせるところが少し難しいですが、型紙さえ手に入れば、こういう形の服は比較的カンタンに作れます。

シンプルな形のワンピースに挑戦した次は、こちらのコートに挑戦してみてはいかがでしょうか?

コメント

  1. 奥戸のな より:

    はじめまして。私も手縫いでドール服を作ることが多いため、型紙の写し方からこちらのブログでおさらいさせて頂いております。わかりやすい説明で、型紙写しが格段にやりやすくなりそうです。
    一点ご質問がありました。手縫いでドール服を作る際に、出来上がり線同士を合わせて待ち針を打ったつもりが、合間合間でズレている事が多く(特に長距離と袖つけ)、どうしたら正確に合わせられるのか悩んでおります。手縫いの時の印付けや待ち針の打ち方で、何か注意すべきことがあればご教示下さると幸いです。

    • rdr rdr より:

      奥戸のなさん
      こんにちは。はじめまして。貴重なご感想とご質問を頂きありがとうございます。^^
      私のブログを、ドール服づくりの参考にして頂けてとっても嬉しいです♡
      さて、ご質問の件ですが、出来上がり線同士を合わせて待ち針を打ったつもりが、合間合間でズレている事が多いとのことですが、それはきっと、カーブ線の場合が多いのではないでしょうか?
      確かに、袖付けや衿付けのように、カーブ線同士、またはカーブ線と直線などのように、直線同士じゃない時は、とっても合わせにくいですよね。
      それはきっと、写し取る段階でズレているというよりもむしろ、待ち針の打ち方で解消できるものだと思われますよ。
      かく言う私も、どんなにキレイに写し取った場合でも、端から順々にカーブ線を合わせてピンで留めていくときっと多少ズレますし、そういうものなんです。
      ただ、ズレるといっても、4,5㎝もズレているわけではなく、せいぜい1,2㎝ぐらいの問題ではないでしょうか?
      その場合、どうすればいいかと言うと、待ち針を打つ順番を工夫すればOKです。
      どう工夫するかと言うと、留めたい線同士の「両端付近→中央→その間」という風に留めるのです。ただ、「両端と中央」の位置は分かりやすいですが、問題は「その間」ですよね。
      「その間」の片方の生地がたわんだり短かったりして、「あれ?寸法が合わない…?」となるのではないでしょうか。
      そんな時は、短く感じる方の生地を多少、引っ張って伸ばすようにします。そして、たわんでる方の生地の寸法に合わせるよう、中点を留めていきます。
      たとえば、生地の両端をAとBとして、端Aと端Bの中央をCとすると、
      端A-A’-A”-A”’-中央C-B”’-B”-B’-端B
      という風に、端A・B付近→中央を留めたあと、寸法が足りないと(短く)感じる方の生地を伸ばしながら、だいたいの位置でいいので、点A’ A” A”’ B”’ B” B’ を留めていきます。そうすれば、意外と寸法がピタリと合います。
      ただ、ドール服の場合、ズレるところの一辺の長さが短いかもしれないので、そんなにたくさんピンは留められないかもしれませんが、上のようなイメージを持つだけで変わると思いますんで、一度、お試しあれ~!

      • 奥戸のな より:

        突然の質問にも丁寧にご対応下さり、本当にありがとうございます!奥戸です。
        特に袖付けで凹凸の異なるカーブを合わせる時にズレが目立ち、どうしたらよいのか途方に暮れておりました…!短く見える方の生地をやや引っ張り気味に合わせる…是非試してみようと思います。出来上がり線を合わせることにばかり気を取られ、生地のたわみまでは目が行きませんでした。よく生地を見ることも手縫いを綺麗に仕上げる一歩なのですね。
        貴重なアドバイス、心より感謝申し上げます!

        • rdr rdr より:

          奥戸のなさん こんにちは。ご返信いただきありがとうございます。
          「凹凸の異なるカーブを合わせる」そうそう!それが言いたかったんです(笑)さすがです。ありがとうございます。
          引っ張ってもまだまだ寸法が合わない時は、長い方に細かいギャザーを寄せたりすることもあります。
          特に、シャツやジャケットの袖山などにはこの方法で対処することもあります。その場合、表からギャザーが見えないようギリギリのところで縫い合わせると、より立体感のある丸みのある仕上がりになります。
          奥戸のなさんのドール服作りにお役に立てましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

          • 奥戸のな より:

            丁寧に補足頂きありがとうございます!今苦慮していたのはテーラージャケットの中央と脇身頃の縫い合わせだったのですが、仰っていた「長い方に細かいギャザーを寄せる」方法を試してみたいと思います。確かに凹凸カーブはどちらも長さが違いますから、始めから縮めたり短い方を少し引っ張ったりして、パーツの長さを調整した方がスムーズで正確にできそうですね。
            私もジェニーファッションクラブや「わたしのドールブック」の可愛いお洋服が大好きなので、ファッションクラブの型紙を元に作られたと伺って嬉しくなりました。どれも可愛いお洋服ばかりで、わが家のお人形たちにも涼しい夏服を作りたいと思っております。
            先の記事でもご指摘されていたように、時々出来上がり線が入っていない型紙もありますね(汗)実際私は、別の号の型紙でワンピースを作ってあげようとして「どうしよう⁉」と焦ってしまいました。初歩的な質問でたいへん申し訳ないなのですが、この花柄コートを作られた時、出来上がり線はどうなさったのでしょうか…?よろしければご教示願えますと幸いです。

          • rdr rdr より:

            奥戸のなさん こんにちは。ご返信いただきありがとうございます。
            私もジェニーちゃんが好きでして(笑)どちらかというと、リカちゃんよりジェニーちゃん派なんです。最近はジェニーちゃんを見かける機会がぐっと減り、やや残念ですが…。
            ジェニーファッションクラブは、昔の本だけに手書きで細々と書かれていたり、粘土や紙箱で作った小物やインテリアのセンスもよく、今ほど材料がなかった時代でも、とことん夢のある世界を追求されていたクリエイターの方々の熱意が感じられてとても読み応えがありますよね。生地の柄もかわいいし、レースたっぷりのデザインとかも載っていました。素敵ですよね。涼しい夏服、いいですね。ドールさんたちもきっと喜ばれるでしょう♡
            出来上がり線の件ですが、たしか5mmの縫い代込みだったと思います。私の場合は、生地に出来上がり線をチャコペーパーで入れることはしていません。
            ではどうするかというと、ミシンの押さえ金に目印を作り、生地がそこにくるように、手をそえて生地を送りながら縫うようにしています。
            例えば、通常、大人服は縫い代1㎝のことが多いので、その場合、押さえ金の右端付近に、透明と金属の切り替えのようなうっすらとしたがありまして、その溝を目印にしていつも縫っています。すると、だいたい縫い代1㎝で縫えるんですね。
            ちなみに私は元々、服のリフォームをしていまして、リフォームって、元々の出来上がり線とは違うところを縫っていくんです。つまり、数ミリ、数センチずれたところを縫ってもおかしくなくて、お客様のご要望を満たせるギリギリのところまで詰めたり広げたりして、出来上がり線を新たに決めて縫っていく作業でして。
            何が言いたいかと言うと、ズバリ「多少ズレたところを縫ったとしても、仕上がりがおかしくなければOK!」というのが私の考えなんです。
            話を元に戻しますと、5mmの縫い代込みなら、押さえ金の右側あたりにまた別の短い溝がありますので、そこを目印にして生地を送って縫います。そうすると、だいたい縫い代5mmで縫えます。
            ミシンの押さえ金に目印を作るのは、私的にはよくやる方法でして、端から2mmぐらいのところにステッチを入れたい時も、真ん中あたりの溝を利用します。ただ、見えにくい目印ではあるかと思いますので、ミシンの針板部分にペタッと貼れる金属の縫い代ガイド(アタッチメント)も売られているようですね。押さえ金の目印に慣れてしまったので使ってはいないんですが…
            または、出来上がり線にチャコか鉛筆で線を引くか…でしょうか??でも、全部引くのは大変そうなので、やはり私は押さえ金派です~(笑)
            以上、奥戸のなさんのご参考になりましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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