実際の服から型紙をとるというコピーメイドのやり方を紹介します。
この記事では、生地のカットまでになります。
1 コピーする服を紙に写し取る
2 型紙を切り取る
3 型紙を調整する
4 生地に裁断線を引く
5 生地を切り取る
※ コピーメイドのメリット
コピーする服を紙に写し取る
型紙を取る紙と、コピーメイドしたい服を半分に折って、輪の部分を合わせて置きます。
ところで、服の型紙を取るのは難しいと思いますか?そんなことないんです。
紙と服を半分に折って、輪をぴったり重ねて、アウトラインを鉛筆でとっていけばいいだけなんです。
難しくないでしょ?小学生でもできますよね。
服作りは難しいみたいなイメージがついてるので、難しいと思うんですよね。
難しいかどうかを考える前に、とりあえずやってみることが大切ですね。
はい、後ろ身頃のアウトラインがとれました。
これが後ろ身頃の型紙になります。
型紙に「後ろ」と書いておくと、後からわかりやすいです。
同様に前身頃の型紙もとっていきましょう。
型紙を切り取る
型紙を切り抜いていきます。
大きいカッターマットとカッター、長い定規を用意しましょう。
ハサミでチョキチョキ切っていたら、時間がもったいないですね。
直線から、ザバッと切っていきます。カーブは後からにします。
いかに早く、いいものを作るかっていうのがポイントです。
直線が切れたら、カーブを切っていきます。
これで、後ろ身頃と前身頃の型紙が切り取れました。
型紙を調整する
前と後ろの型紙の整合性を持たせていきます。
服作りの仕組みがわかってないと、はじめ難しいかもしれません。
前身頃と後ろ身頃の型紙を合わせて型紙の調整をしていきます。
まずは、脇のカーブです。ここが同じじゃないと、縫い合わせた時にズレてしまいます。
次は脇の下を合わせて、すそのズレを調整します。
生地は歪むので、ズレて当然なんです。
型紙上で調整していけばいいんです。
袖の部分は同じじゃなくても大丈夫です。
肩線はぴったり同じじゃないと困りますので、調整します。
襟ぐりのカーブは違って当然ですよね。
前中心もそろわなくても大丈夫ですね。
このようにして、型紙2枚とれました。
30分もかかっていないですね。簡単な服の型紙なら、こんな感じでとれますね。
生地に裁断線を引く
生地に裁断線を引いていきます。
このように、生地に型紙を置いて、数ヶ所待ち針で留めます。
縫い代を1cmとり、チャコで線を引いていきます。
生地を切り取る
では、ロータリーカッターで切っていきますね。
先程、型紙を切りとった時と同じで、直線から切っていくといいです。
定規と指を切らないように注意しましょう。
直線が切れたら、次はカーブですね。
どうしてもロータリーカッターで切りにくいところは、あとからハサミで切ればいいです。
切りとれましたら、あとは縫っていくだけですね。
コピーメイドのメリット
服作りの本に載っているのは、後ろにファスナーがついているタイプや、前開きのボタンのタイプがほとんどです。面倒ですよね。
こういう、スポッとかぶれるタイプの服の作り方は、ほとんど本には載っていません。
なので、コピーメイドをして、自分で作れるようになったほうがいいですよね。それが、私がコピーメイドを勧める理由です。
あなたがいいと思う服は、他の誰かもいいって思う可能性が高いです。
気に入った服があったら、作って売ってみたらいいと思います。