深海魚のタンクトップシャツを作る！ニット地の子ども服を伸びない生地でコピーメイドするには？

手芸屋さんで見つけたステキな生地で、子ども服を作ってみませんか？

例えば、ノースリーブのタンクトップシャツなら少ない布でも作れますし、１dayで完成しますよ。手持ちのニット地の服から型紙を取れば、市販の型紙もいりません。

でも、子どもが喜びそうなプリント柄の生地って、伸びない生地が多いですよね。

例にもれず、私の子どもが好きなこちらの深海魚の生地も、布帛（ふはく）と言って、伸びない生地。

作りたいのは、手持ちのタンクトップのような形。でも、このタンクトップは、伸びる生地…。

こういう場合、そのニット地の服からそのまま型紙を取り、布帛で作ると、キツくて着れない服ができ上ってしまいます。

そうではなく、ある工夫をするのがポイント！

この記事では、ニット地の既製服から、伸びない生地で似たような形を作る方法をご紹介します。

どうやって、ニット地の服から、伸びない生地用の型紙を取るのか？必見。

次のように思っておられる方のご参考になれば幸いです。

では、既製ニット地の子ども服から、布帛生地でコピーメイドしていく方法をご紹介しますね。

型紙を作る：深海魚のタンクトップシャツを作る！ニット地の子ども服を伸びない生地でコピーメイド

左のようなニット地のタンクトップから型紙を取りました。

ただし、使用する生地には伸縮性がないので、１～２周り大きくし、紙を調整する必要があります。

そこで、次のようにしました。

このようにすれば、布帛の生地でも、元々のニット地の服の形に似せて作ることができます。

ご覧の通り、襟ぐりも袖ぐりもだいぶ広くなっているのがお分かり頂けますでしょうか？

試作をする：深海魚のタンクトップシャツを作る！ニット地の子ども服を伸びない生地でコピーメイド

ただ、胴囲、襟ぐり、袖ぐりを数センチアップしただけで、本当に体型にピッタリするかどうか、確認を取りたいですよね？

そんな時は、少し面倒ですが、試作するのをおすすめします。

例えば、このような安価な生地で、（↓ １m＝390円でかなり低価格）作った型紙で一旦、作ってみるんです。

 

私もシーツの余り布があったので、３,４回型紙を修正し、その都度、前後身頃を縫い合わせ、子どもに試着してもらいました。

↓ 試作したタンクトップたち

試着のおかげで、襟ぐりを狭く、身頃を広く、調整しました。

深海魚のタンクトップシャツを作る！ニット地の子ども服を伸びない生地でコピーメイド

生地を切ったら、端処理として、ジグザグミシンをかけます。

私の理想のロックミシン（糸取物語）は15万円ぐらいするので、今は家庭用ミシンのジグザクミシンで代用します。

次に、肩、脇を縫い合わせます。（↓ 下画像の赤線）

子どもがミシンをやりたい！と言ってくれたので、肩線を縫ってもらいました。

初めてなのにとても上手でビックリしました。さすがです～！

そうなんです。実は、ブラザーミシンをユザワヤで買いまして。またそちらの話もレポートしますね。

さて、襟ぐり、袖ぐりに見返しを付けます。

見返しを作る時は身頃を生地に重ね、３cm幅にチャコで輪郭を取り、切り出します。

見返しを表返しやすいように、カーブに切り込みを入れます。

1cmの縫い代をぐるりと包み、端ミシンします。

表側から見返しの端が見えないよう、１mm裏側へ寄せるようにして包むとキレイに。

すると、外側からはこのような仕上がりに。

すそは、三つ折りミシンです。

このようになります。

自分で縫ったのもありすごく気に入ったらしく、早速、着てくれました。

大好きな深海魚の服が着れてうれしい！と喜んでくれましたよ。

夏でも冬でも、家ではノースリーブで過ごしていることが多く、これから大活躍してくれることでしょう。

この生地、たっぷり２m買ったので、残りで長袖シャツも作る予定です。

持ってて損なし！超便利なソーインググッズはこちらをご参照下さい。

まとめ：深海魚のタンクトップシャツを作る！ニット地の子ども服を伸びない生地でコピーメイド

以上、深海魚の布帛で、ニット地の子ども服をコピーメイドする方法をご紹介しました。

伸びない生地で、伸びる生地の服をコピーメイドしたい時は、試作、試着を何度かくり返し、型紙を調整してから、本番の布で作りましょう。

こちらの制作動画はYouTubeでご覧になれます。