寒くなってくると、短い丈のパンツだと足首が冷えませんか?
元々はちょうどの丈のパンツも、洗濯を重ねるうちに、丈が縮んでくる場合があります。
特に、こちらでご紹介した手作りパンツを綿やリネンで作った場合、知らないうちに縮んでしまっていることも。
そこで、今回はカンタンにできるパンツの丈出し方法をご紹介します。
リフォーム実例:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
この方法でお手持ちのパンツをリフォームすれば、下のように自然な見た目で丈出しができますよ。

これらは、先ほどご紹介した「世界一のかんたんロングパンツ」の作り方で作ったパンツですが、1年も履いていると、なんと5㎝ほども縮んでしまいました。

ご覧の通り、裏側はつぎ足したのが丸分かりですが、表側から見たら、そんなに違和感ないのではないでしょうか?
余り布がない時は、下のように同系色や似たような色柄の生地をつぎ足すのもアリかと。

パッチワーク風でなかなかオシャレじゃないですか?という訳で、具体的な直し方をご紹介していきますね。
直し方:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
さて、まずは丈出ししたいパンツのすその縫い目を解きます。

すると元々の折り目が露出してきます。
用意するのは、別布です。
別布の横幅サイズは、元 (縫い代の1㎝+パンツのすそ幅■㎝)×2です。

例えば5㎝丈出しする場合の縦サイズは、丈出ししたい寸法の5㎝+縫い代分の3㎝+1㎝となります。

もし、上の図が少し難しいと感じた方も、とりあえず下まで読んで頂ければ、分かるようになっているので安心してね!

もしも分からなければ、下の方のコメント欄へお尋ね頂ければ、ご返信します
別布を筒状にする:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
元々のパンツの幅を⬛︎㎝とします。

別布を中表に2つ折りし、縫い代1㎝で端を縫い合わせ、筒状にします。
別布とパンツを縫い合わせる:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
次に、パンツ本体のすそに筒状になった別布を中表にしてかぶせ、端から1㎝を輪状に縫い合わせます。

別布を三つ折りして縫う:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
別布を表返し、縫い代3㎝を1.5㎝×2の三つ折りにします。

アイロンをかけて折り目を付け、端から1㎝のところをぐるりと輪状に縫います。
これで、5㎝の丈出しができました!


意外と簡単でしょ?
股上の丈出し:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
ちなみに、この丈出し方法を応用すれば、股上の浅いウエストの丈出しもできます。
下の画像は股上を深くしたリフォーム例。
ゴム通し部分は、ゴム通し部分3㎝、縫い代1㎝に折り、端から2.8㎝あたりを縫い、2.5㎝のゴムを通します。もちろん、ゴム通し口も開けておきます。
元々、ボタンホール縫いで開けてしまっていたゴム通し穴は別布を当てて閉じました。
まとめ:短くなったパンツの丈を長くする方法|丈出しリフォームのコツ
カンタンにできるパンツの丈出し方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
天然素材で作ったパンツは、洗濯するうちにどうしても縮んでしまいますよね。
それなら、そもそも生地を切る時に長めに切っておくといいかもしれませんが、生地が足りない時はそういうこともできないので、後から余り布を使ってつぎ足せばOK。
見た目もそんなに変ではないですし、生地の色柄から採った別布でパッチワーク風にしても可愛いですよ。

大事に着てる感が出て愛着がわくかも♪

もし、分かにくいところやご質問があれば、お気軽にコメントください
では引き続き、ソーイングライフを楽しみましょう♡
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