前回は、フリルを身頃に縫い付けていく方法をご紹介しました。
ブラウス用のボタンホールの縫い方をご紹介します。
ブラウス用のボタンホールって、通常、ミシンのボタンホール縫い機能で仕上げますよね?
ミシンがない方は、手縫いで仕上げることもできますよ。
こちらの記事でご紹介した、ウール地コートのボタンホールの縫い方とほぼ同じ方法で、ブラウスのボタンホールを縫いました。
結論から申し上げますと、反省点は次の3つです。
- 穴周辺のボンドは、もっと薄く塗った方が良かった
- 穴囲みの下縫いは、必要なかったかも
- 糸を引き締めるときは、切り込み側へ引く
以下、詳しくご紹介しますね。
- 前立てを付ける:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- ボタンホールの穴を開ける:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- 穴の周りにボンドを塗る:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- 穴の周りを下縫いする:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- ボタンホールを縫う:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- ボタンを付ける:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- いったん試着する:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- お得な材料一覧:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
- まとめ:ブラウス用ボタンホールの縫い方:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
前立てを付ける:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
ボタンホールを縫う前に、前立て部分を付けます。
リネン生地の端が、ふわふわのフリンジ状になっていて、ツヤ感がきれいなので、前立てとして使うことに。
リボン状に仕立てて、前立て部分にまつり縫いします。
個性的な仕上がりになりそう。せっかく手作りするなら、自由な発想を活かすと良いですよね。
ちなみに、前立て、見返し、どちらを付けてVネックにするか未定だったので残しておいた、このとんがった縫い代部分。↓
前立てを付けることで不要になったので、切り落としました。
ボタンホールの穴を開ける:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
今回付けるのは、100均で買った13mmの貝ボタン(右)。
にぎり鋏で、1.5cmの穴を開けます。
このボタンの厚みは、2mmぐらいだったので、13+2mm=15mmを開けました。
穴の周りにボンドを塗る:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
穴の周りに、ほつれ止めのボンドを塗ります。一般的な木工用ボンド、または布用でOKです。
乾くと半透明になり、ほつれ止め&芯の代わりになるので、ボンドを塗るのはおススメなんですが、たっぷり塗り過ぎてしまったため、ボタンホールがかなり、硬くなってしまいました。
爪楊枝や目打ちなどで、もっと細い幅で塗るようにすると良いでしょう。
穴の周りを下縫いする:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
穴の周りをザックリ下縫いします。
ボタンホールを縫う:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
こちらのボタンホールの縫い方の「Aパターン」を参考にして、ボタンホールを縫います。
針の刺す向きはパターンAと同じですが、糸を引き締めるとき、切り込みと反対側へ引き締めたので、このように、外側にフチが並んだ縫い目になってしまいました。
縁がガタガタしてしまっているので、やはり、切り込み側へ向かって引き締める方が縫い目が整うと思います。
パターンA:切り込み側へ糸を引き締めた縫い目 |
また、縫い目の幅を2mmにしましたが、厚みが出てしまったので、1mmでもよかったです。
ボタンを付ける:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
ボタンホールから覗き、ボタン位置を付ける位置を確認して、印を付けます。
今回は2穴貝ボタンを付けました。
いったん試着する:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
ここで、いったん試着し、変更点はないかチェックします。
下の部分を結んでみました。めちゃくちゃ良い感じなので、次の袖付けへ進みます。
既製服のボタンホールと比較:手縫いで作るリネン100%のフリルブラウス
ちなみに、ユニクロのリネン100%ブラウスを例にして、既成服のボタンホールと比較してみました。
ユニクロ | 手縫い |
ご覧の通り、既成服のボタンホールの方が、あっさりした仕上がりになっています。
一方、手縫いで仕上げたボタンホールの触り心地は、ガッチリ硬いです。
見た目はそんなに気にならないと思いますが、もう少し縫い目を粗くするか、縫い目幅を減らすと良かったかもしれません。
お得な材料一覧:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
お得な材料をご紹介します。
指抜き:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
ボタンホールを縫うときは、指先が傷つかないよう、指ぬきが必須!ダイソー100均にいい品が。牛革100%です。
使いやすいですよ。100均で見つからない場合は、こちらでも。
リネン100%生地:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
リネン生地は、ネットショップの方が色が豊富でリーズナブル。
町の手芸屋さんには売ってないような、カラフルな色がいっぱい!
生地の森は有名ですね。
華奢なアンティーク風レース:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
これは、持っておいて正解!繊細で華奢な印象が本格的。使用頻度の高い20mm。
胸元に使用した、はしごレース25mm幅。
幅30mmタイプも、服作りには1本、持っておいて間違いありません。裾の飾りなどに。
まとめ:ブラウス用ボタンホールの縫い方:手縫いで作る!リネン麻100%のピンタック・レース付きフリルブラウス
以上、リネン100%のピンタック入りレースフリルブラウスのボタンホール縫い方をご紹介しました。
まとめますと、手縫いでボタンホールを作る際には、次の点に気を付けて縫って下さいね。
- 穴周辺のボンドは、もっと薄く、細く塗った方が良かった
- 穴囲みの下縫いは、必要なかったかも
- 糸を引き締めるときは、切り込み側へ引く
手縫いでもボタンホールが縫えるようにしておくと、外注しなくても服作りができるので便利ですよ。
詳しいやり方を、YouTube動画にアップしました。
このあと、半袖を付けるか迷ったんですが、羽織もの感覚で使いたいので、長袖にします。
手作りだから、自由自在。楽しんで手縫いしていきます。
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