綿100%で、かわいい柄の寝巻きって、なかなか無いですよね?
ポリエステルが入ってると肌がかゆくなる方は、綿100%の生地がいいですよね。
でも、素材にこだわったナチュラルブランドの製品って、どうしても無地か、チェックやボーダー柄など、地味なものが多いですし、買うと1着=4000円ぐらいはしませんか?
洗い替えで欲しいから、2着買ったら8000円かぁ~。寝巻に8000円も…うーん。
そこで、手縫いで作ってみようと思いました!
ちょうどパジャマの型紙も手に入れていたし、4m=2500円ぐらいの綿ニットの生地を手芸店で見つけたんです。
結論から言うと、作るのに3日ぐらいかかったので、時間がない方は買った方がいいと思います。
でも、次のような方には、パジャマを手作りするのをおススメします。
- カワイイ生地のパジャマを着たい方
- 少しでもリーズナブルに手に入れたい方
- 工程が少ないソーイングの練習をしたい方
そうなんです。パジャマ作りは比較的かんたんなので、初心者にもおススメ。
作り方の流れは、以下の通り。
- 型紙を用意する
- 生地を切る
- 縫う
- ボタンを付ける
- 完成
今回は、手縫いでパジャマを作る方法をご紹介します。
ニット地は、針が通りにくいので、並縫いより、まつり縫いの方がしやすかったです。
手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
作り方がカンタンな理由は、型紙の枚数が少ないからです。
下のように、たった4枚だけ。
やはり、型紙が少ないと工程が少なくなるので、カンタンに感じるんですね。
使った型紙はこちら、FEMALE 2008年秋号の90ページに掲載されていたものです。
ニット地をたたみ型紙を置いて、生地を切り取ります。
手縫いの場合は、折り伏せ縫いがおすすめ。折り伏せ縫いをする箇所は、縫い代を2cmにして生地から切り取ります。
♣折り伏せ縫いとは?
片方の縫い代を1cm幅に切り取り、もう片方の2cm幅の縫い代で包み、まつり縫いする(またはステッチを入れる)方法です。
では、作っていきましょう。
パンツを作る:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
パンツの両端を縫い合わせ、筒状にします。
次に、股ぐりを縫い合わせます。
裾を三つ折りし、まつり縫いします。
このようになります。
次に、ウエストのゴムを通すところを縫うのですが、三つ折りする前に、ゴムを入れる穴を開けておきます。
このように、生地を少し切っておいてもいいでしょう。
ウエストを三つ折りし、まつり縫いします。
ウエスト周りを一周、縫ったところ。
2cm幅のゴムを通せば、パンツのできあがり。
トップスを作る:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
次は、寝巻のトップスを作ります。
襟ぐりにギャザーを入れる:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
ギャザーを入れます。
こんな風に2回縫うと、ギャザーが安定します。
肩線を縫い合わせる:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
まず、前後の身頃の肩線を縫い合わせます。
このようになります。
表側から見ると、このようになります。
脇を縫い合わせる:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
脇線を縫い合わせます。
表に返します。
表側から見た折り伏せ縫いの縫い目は、このような感じになります。
裏側から見ると、このようになります。(折り伏せ縫いの縫い目)
このように、縫い目が出ないのが折り伏せ縫いのメリットです。
袖を筒状に縫う:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
袖の端を縫い合わせ、筒状にします。
袖と身頃を縫い合わせる:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
袖側と身頃側の切り込みを合わせ、袖を付けます。
この切り込みは、袖を切り取るときに、入れておいたものです。
前・後ろ袖にそれぞれ、切り込みを1本・2本入れて区別できるようにしておくことがポイント。
どちらが袖の左右か、分かるようにするためです。
子どもに着せてみたところ、襟ぐりがぶかぶかだったので、後ろにもギャザーを入れました。
今度、もし作る時は、襟ぐりの型紙を狭めてから作ります。
襟ぐりを処理する:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
共布で作ったバイアステープで襟ぐりを包み、まつり縫いします。
端から1cmのところを縫います。
テープの端を折りこみ、このようにピンで留めたら、まつり縫いします。
後ろ側から見たところ。
ボタンホールを縫う:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
ボタンホールが解けないように、ボンドを塗って丈夫にします。
開ける位置に切り込みを入れ、切り込み周辺に手芸用ボンドを塗り、乾燥させます。
すると、穴の周辺が芯のようになり、穴が補強されます。
ボタンホールの縫い方は、2種類の縫い方を試しました。
こちらが、パターンA。
表面 | 裏面 |
こちらが、パターンB。
表面 | 裏面 |
生地が薄いので、密度の少ないパターンBの方がなじみました。
ボタンホールの詳しい縫い方は、こちらの記事をご覧ください。
おすすめは、下のボタンホールから縫っていくこと。
理由は、回数を重ねて上手くなった頃に、1番上の目立つところを縫えるからです。
ボタンホールの位置を確かめてから、ボタンを縫い付けます。
15mmのかわいいボタンは、お店になかなか売っていないので、ネットで買うのがおススメ。
キャンディーみたいなドロップボタン。
8個セットでお買い得ですね。
生地の色に合わせて、ボタンを選ぶのも楽しい♪
シンプルな貝ボタンも。
トップスができました!
完成:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
以上で、手縫いでパジャマが作れました。
作り方の動画は、こちらからご覧頂けます。(準備中…)
まとめ:手縫いで作る!かんたんニット地のパジャマ寝巻
以上、手縫いで作るニット地のパジャマをご紹介しました。
針・糸・はさみがあれば、手縫いでも服はカンタンに作れます。
他にも、手縫い関連の記事を載せております。ぜひご覧くださいね。
コメントをどうぞ! あなたのご感想やご質問を今後の更新に活かさせて頂きます